Elsyu investors

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通貨交換は投資にあらず!

最近コインチェックという会社で資産の流出事件が起きたそうです。

 

仮想通貨の事件は過去にも大きいものがあり、そのようなリスクは潜在的にあり得るものだと認識した上で取引を行うのが前提であり、今回の件で騒いでいる人はリスク管理に対して甘すぎると言えます。

 

仮想通貨に限らず、FXや外貨預金などの通貨交換は投資ではありません。これらは正確には投機です。つまりはギャンブルです。

 

「相対的購買力平価説」というものがあります。これはスウェーデンの経済学者、カール・グスタフ・カッセルという方が唱えた理論であり、これ以外にも絶対的購買力平価説というものがありますが、こちらは理論としてうまく機能していないので一般的には相対的の方が引用されやすいです。

 

細かい解説はここではしませんが、簡単にいうと、為替レートというものは二国間の物価やインフレ率の影響を修正するものであるという考え。

 

Aという商品が異なる二つの国で販売されているとして、ただこの二つの国は物価が違うのでAの価格が違います。こうなると、安く買える国で仕入れて、高く売っている国で捌けばその差額が利益になります。同じ商品を別の国で売買するだけで利益になるというなんとも不公平な事態が起きるわけです。

 

外国為替レートというものは、この不公平さを解消するために存在するものであります。この場合、物価の高い国の通貨は安くなることで均衡を保つようにするのです。外国為替の世界では、長期的にはこの作用が生じる可能性が高いとされています。

 

もっとわかりやすく説明すると、「他国の金利差による利益は、長期的には為替レートによって相殺される」ということです。アメリカの金利が高いからといって円をドルに変えて預金していると、日本よりも金利の高いドルで運用しているので金利の利益を享受できますが、それは長期的にはドル安円高という為替レートによって相殺されるということです。

 

これは長期的にはそのように作用するということですから、短期的にはそうなるとは限りません。じゃあ短期でやれば良いじゃないかと思われますが、為替は株式よりも予測の困難なものです。FRB議長ですら困難なものを、ズブの素人がわかるわけがありません。そうなるとつまり、ギャンブルになってしまう。ギャンブルになれば最終的には必ず損して終わるでしょう。

 

私は外国為替を利用して利益を出そうという考えはありません。為替のリスクは仕方がなく受け入れるものであり、それに利益を期待してはいけません。

 

 

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