NOVEL TAILOR Elsyu 〜ノベルテーラーエルシュ〜

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適温相場とは?

2月6日の日本株式市場は大幅下落にて取引を終えました。

 

日経平均株価は一時1500円の下落をするなどかなりの売り相場となりました。

 

世界同時株安などと言われていますが、そのきっかけとなったのは米国債10年利回りの急騰でした。とはいえこれはただのきっかけで、2017年から続く低ボラ上昇相場が続いた事による投資家の利益確定のタイミングを見計らっていたのは確かです。

 

よく経済番組で言われる適温相場というものは、つまるところ景気は緩やかに回復し、それに沿うように緩やかな金利上昇が伴うことで、非常に程よいインフレ進行が進むという際立ってリスクの見当たらない流れのことです。

 

今までは長期金利は目立って大きく上昇してきませんでしたし、アメリカの減税政策が成立したり、インフラ整備に大型投資を行うなど景気刺激策を交換していましたが、それがインフレ上昇を誘発し、金利の上昇に拍車をかけるのではないかと懸念されるようになりました。

 

つまり、現在問題視されているのは、景気刺激策による適温相場の崩壊、緩和縮小による過剰流動性相場の終了により株式市場の魅力がなくなるということです。特に投機筋はそういった懸念ですぐにポジションを変えて来るので相場乱高下を助長するわけです。

 

ただ、じゃあ日本株はどうなのか、というと単純に他国の影響を受けて利確売りされているにすぎません。バリエーションは相対的に割安ですし、こちらは金融緩和縮小には程遠く、金利が急騰しているわけでもありません。テクニカル的にも21000円あたりが抵抗線に当たるので、ここを割るかどうかが問題かと思われます。

 

というか、そもそも企業の業績そのものは別に米国債の長期利回りが変化したくらいじゃ大きく変わりません。我々投資家が見なければいけないのは企業の先行き見通しに対して現在の株価は安いかどうかであって、日々のマーケットの値動きに強気になったり弱気になったりすることではありません。

 

むしろこれだけ意味もなく値段を下げてくれているのだからありがたく拾っておくべきだと思います。今回の下落で配当利回りが魅力的に感じる水準まで下がった銘柄もあるでしょう。今まで上がりすぎて買うのをためらっていた銘柄を買う機会でもあります。

 

是非とも投機筋の売買動向や目先のマーケットニュースに踊らされることなく、あくまでしっかりとした企業の株価が安値売りされているかという意識で相場を見えもらいたいと思います。