Elsyu investors

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高すぎる期待が仇となるか、企業決算への反応

2月の雇用統計以降不安定な相場が続いています。

米国債の長期利回りが急騰したことから株式のまとまった売りが発生し、連鎖反応的に株価下落が起きました。ほどなくして落ち着いてきますが、トランプ大統領の発言から米中貿易摩擦懸念、自動運転中の事故による法規制強化懸念、シリア問題、ツイッターでのアマゾン批判、フェイスブックの情報漏洩等様々なマイナス材料から相場は軟調に推移しました。

 

売り材料に事欠かない反面、買い材料が無かったため不安定相場はそのまま4月中旬まで続きました。

 

現状の市場環境で、唯一と言ってもいいほどの買い材料は企業の第一四半期決算でした。様々な予測で今回の決算発表は素晴らしい数字になるだろうと予想されており、現状株を買い上げる材料がこれくらいしかないため非常に期待を負っている状態です。

 

これはあまり良くない状況だと思います。成長の罠について、どうして成長企業が投資家のリターンに結びつかないかというと、「期待が高いから」というのが理由な訳です。

 

この場合、株価を上げてくれる材料は企業の決算しかない、各所で今回の決算は良好だと言われてるから、これを機に今の相場を再び上昇相場に戻してほしいと投資家が期待をすればするほど、少しでも期待に届かない決算が出た場合の失望はより大きなものになるのですね。

 

例えば何年も待たされ期待されていた映画が微妙な仕上がりだったように、久しぶりに会う初恋の女の子が思ったよりも老けこんでいたように、人は期待が高ければ高いほど無意識にハードルを上げて正しい評価ができなくなってしまうのです。

 

逆に期待されていなかった企業が思ったより良い決算内容だった場合はむしろ株価は高騰したりします。重要なのは内容云々ではなく、投資家の期待度なのです。

 

ここ最近の決算発表では、数字は悪くないのに株価は思ったより上がらなかったりするのはそう言った投資家心理が影響していると思います。勿論、業績は悪くないし経済も堅調なのに投資家が勝手に期待しすぎて株が必要以上に下げているのなら、それは絶好の買い場なのではないでしょうか。私は日経平均株価TOPIXは信用していませんが、優秀なアクティブファンドなら日本株でも十分先行きに期待はできると思いますし、海外株も今まで熱くなりすぎていたのですからもっと下がってもいいくらいで、下値を拾っていくことが大事だと思います。

 

こういう下落相場では長期投資家にとって買い場なのであって、基準価額の低下は我々個人投資家にとってはセール価格なのだと思えばいいのです。