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地方銀行と証券会社で働く筆者のお金にまつわることを発信するブログです。

株式投資のリターンの源泉とは

株式"投資"を行う際に最も意識をしなければいけないのは、そもそも株式投資のリターンの源泉はどこから来るのか、ということです。まずはここの本質的な部分を理解していないと投資と投機を履き違えることになります。

 

株式投資のリターンの源泉は、かのベンジャミン・グレアムウォーレン・バフェットやジョン・ボーグルの語るように、配当と企業の利益成長です。これらを長期間にわたり価値の増大の恩恵に浴することが株式投資のメリットなのです。

 

通常、巷に乱発されている投資雑誌や株で〇〇円稼いだ系の本で書かれているのは、一時の株価の変動を利用した利鞘をとるいわゆる投機に属するものです。自身が行おうとしているものは、投資なのか投機なのかをまずは確認しなければいけません。

 

但し、投資と投機は本質こそ全く別物ですが、投資には投機の一面があることは否定できません。10年、20年と保有し続けるのであればそれは間違いなく投資ではありますが、始めた時期、つまり資金を投入する時期によってそのリターンは変動するので、そういった意味では機会に投じるので投機になります。

 

投資に投機の要素があるのは間違いないですが、それでも数日や数週間で手仕舞う売買と、10年保有し続けるのではその方向性は全く違いますので、ここではトレードは投機、バイ&ホールドは投資と表現します。

 

そして、バイ&ホールドをするのであれば、個別株式よりもファンドに資金を投じたほうが無難です。それもインデックスファンドに投じるのが良いでしょう。