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地方銀行と証券会社で働く筆者のお金にまつわることを発信するブログです。

本日の市況

2019年8月2日の市況は、国内外ともに軟調な値動きのまま終了しました。

 

日経平均は21,087円と前日比▲453円と大きく下落しました。一時は21,000円割れを見せるほどの弱さを示していましたが、なんとか21,000台はキープして終わったというところですね。

 

日中では兼ねてより閣議決定される見通しであった韓国のホワイト国対象の除外が決定、ただこれが直ちに株価に影響が出ることはなさそうでした。韓国ウォンは下落しているようですが、市場に大きなトレンドをもたらすほどではなさそう。

 

それよりも中国側が再度報復措置を行う準備をしているというところで相場の軟調な流れはしばらく続きそう。更にはトランプ大統領が米中問題が解決するまでは措置を継続していくという意思表明もしており米中問題が落ち着くのはまだまだ先になりそうです。

 

この流れを受けてハイテク関連の銘柄が主に売りが多く出ている模様。アップルもせっかく7−9月期の予想が上振れしたものの対中関税の影響が及べば上昇分は打ち消される計算になるとして直近の株価上昇を戻してしまっています。

 

個人的にはNY市場の中期的上昇トレンドは変わらないと思いますが、押し目くらいは出てくるかもしれません。日本株は引き続き弱いですね、輸出企業も業績が低迷してきている中で、そもそも内需も弱いので買われる理由がなく売りに負けている状態です。

 

米国の継続的利下げが行われるのであれば新興国にとっては追い風になる部分もあるのでしょうが、現状ではその期待は経済市況や米中問題に左右されるため見通しが不明であることがリスクになるでしょう。個人的には現段階での投資はお勧めできないですかね。

 

先ほど今月の雇用時計が発表になり、概ね予想通りの結果となり一時的にドル高に推移しましたがすぐにドル安に押し戻されています。現状ではリスク比率の観点からはドル安に向かいやすいと言わざるを得ないでしょう。

 

円高日本株の下げ要因になるため、本日これから開かれるNY市場の勢い次第では軟調な展開が週明けも続く可能性がありそうです。