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地方銀行と証券会社で働く筆者のお金にまつわることを発信するブログです。

ミリオネアマインドの考え方part5

お金持ちとは何を持って判断するか。

それは総資産である。ただ、ひとえに総資産といってもそれは単純に金融資産や不動産などのことだけではなく、四つの構成要素からなる。

①所得

②貯蓄

③投資

④節約

 

 

車で表現するのであれば、これらは4本のタイヤである。このいずれもが欠けてしまえばお金持ちへの道には、少しも前に進まなくなってしまう。ガソリンはお金、エンジンは自分の成長だ。

 

 

まずは所得。これがなければ何も始まらない。所得があってこそ貯蓄ができる。貯蓄がなければ投資ができないのだ。ただし、ここでいう所得というのは勤労所得だけを指すわけではなく、不労所得も含まれている。株式、債券、投信、不動産などから得られるものだ。そして節約。この重要性は言わずもがな、無駄を省き、お金を貯蓄や投資に回す必要がある。

 

 

 

パーキンソンの法則、の第二法則に、「支出の額は収入の額に達するまで膨張する」というものがあるように、収入が増えればそれに応じて支出も増加する。つまりただ所得を増やしただけでは資産は増えていかないのである。意識的に貯蓄と投資をしなければいつまで経っても総資産は増えていかない。

 

 

貯蓄の金字塔とされるヨーロッパの名著「バビロンの大富豪にもあるように、貯蓄の基本原則として、収入の最低でも1割は貯蓄に回すというものがある。よく貯蓄に回す金なんてないという人間がいるが、最初に収入が入った時点でその1割はないものとして削ったとしても、生活に大きな影響は出ないという。お金を管理することの重要性も大切だ。管理するほどのお金はないなどといっている場合ではない。お金持ちは皆一様にお金の管理がうまいと言われている。100円でさえ管理するくらいの意識を持たないと、お金の管理はできない。管理のできない人間にお金は集まってこない。

 

 

経済的自由とは、必要経費を不労所得が上回ることを指す。極端なことを言えば、不労所得のシステムを作り上げ、節約を使いこなし必要経費を削ることであなたは経済的自由を勝ち取ることができる。では不労所得とは何か。これには二種類ある。一つはお金に働いてもらうこと。前述した投資資産による利益がそうだ。もう一つはビジネスによる収入。印税やライセンス料、権利、ネットワークビジネスだ。いずれもせよ自分以外がお金を生み出すシステムは不労所得と言える。

 

 

金持ちになれる人は長期的な視点を持っている。将来の経済的自由を獲得するための投資と、今を楽しむための出費のバランスを考えている。お金に縁のない人は今が良ければそれでいいと考える。「生活に追われていて将来のことなど考えられない」という言い訳をする人がいるが、時間はどんどん流れ、将来はやがて今になる。今抱えている問題は今のうちになんとかしておかなければ、未来永劫同じ言い訳を繰り返すだけになる。

 

 

貯蓄と投資を心がけること。お金持ちはそんなにお金は使わないし、将来価値が上がって資産価値を生み出しそうなものを買う。例えば1万円の価値を1万円としか考えられない人間ではお金を増やすセンスはない。1万円は将来の10万円、100万円になるための種であると考えるべきだ。