The LOP REX-hatena version-

地方銀行と証券会社で働く筆者のお金にまつわることを発信するブログです。

堀江貴文氏の時間革命を読みました。

たまたまAmazonkindleポイント還元キャンペーンをみていたらオススメのトップに掲載されていて、堀江さんの考え方は好きなものあって紙媒体よりも500円くらい安く買えるようだったので思わずポチってしまいました。後で知ったのですけどこれでたのつい最近なんですね。

 

既出の内容もあり、この方の主張などをよく聞いたりしている人にとってはあまり新鮮な内容ではないのかなと思いますが、ただ今回の本の主題は時間に対する考え方で、誰もがそうだよなと思っていながら何の行動もできていないことにズバリ切り込んでいるものになっています。

 

時は金なり、という諺に対して、そうではなく時は人生なりと解いています。お金はたとえ無くなってもどこかに雇ってもらって働くなり自分で企業して稼ぐなりすれば再び手に入れることは出来るが、時間は一度失ってしまえば二度と戻ることはないことから、時間は金よりも重いという主張がこの本の内容です。

 

これに関しては非常に同意できる話です。特に会社を辞めて独立するべきだと思いながらあと一歩踏み出せていないことを自覚している私にとってはこの本の内容はかなりグサグサとくる話です。

 

本の中で、自分のために使う時間を自分時間、他人のために使う時間を他人時間と表現しています。他人というのは一般的な他者以外に、会社や上司などの仕事関係、気を使う飲み会や通勤も含まれます。つまり自分の為ではない時間は全て他人時間ということです。

 

主題はいたって単純で、人生は有限で取り返しがつかないのに、どうして自分のために使わないのかということです。やりたくもない仕事、やりがいもなければ自分がいなくなっても問題ないような仕事のために、どれだけの時間を切り売りするのかと言います。

 

私は会社に通勤するのに車で約1時間かけています。もちろん片道の話なので、往復で2時間かかることになっています。移動手段は別として、通勤に往復で2時間かかっている人は結構ざらにいると思います。

 

誰しもが考えることだと思うのです、その2時間をもっと有効に使えるのではないかと。車の運転をしなければいけないので隙間時間に色々作業したり読書したりというのは難しかったりしますが、ちょこちょことiPhoneでニュース読んだりkindleアプリで本を読むようにはしています。

 

私の自分時間はどれくらいだろうと思いをはせる間も無くすぐに答えは出てきます。せいぜい2時間くらいです。今の私の生活では朝6時に起き、7時に家を出て8時に会社に着きます。そこからずっと仕事を行い19時過ぎに会社を出ます。家に帰るのは20時過ぎですね。そんでもって夕飯を食べて風呂に入って歯を磨いて、さて自分の時間だなとなるのが21時半くらいかな。

 

最近は22時半ごろになるとそれはそれは強い睡魔に襲われます。この体はこの時間帯に眠りにつくことを訴えているのですがそれでは1時間しか自由がないと抵抗して何とか23時半までは起きていようとしています。たまに抵抗叶わず気がついたら寝ていることもありますが。

 

それでも2時間しか自分時間はありません。睡魔に襲われる時は本当に1時間ちょっとくらいしか自由に使える時間がなく、記事を書いたり調べ物したり本を読んだり色々としたいことはあるのですが、全然出来ないまま終わってしまいます。

 

休みの土日も平日の反発でどこかに出かけたくなり、体の疲労は取りきれないまま月曜日を迎えることになります。果たしてこんな日々で幸せを感じられるでしょうか。

 

会社を辞めたい理由の一つとして給料の低さがあります。ここでは敢えて具体的な金額を書くのは避けますが、残業なしの手取り額を話すと例外なく憐れみの言葉をいただきます。冗談抜きで少ないんですよ、これが。

 

時間を切り売りしている自覚はあります。会社からは無理難題のようなことを言われ、どうやって算出したのか手前勝手に目標を割り振られ、それを達成しろとただ言われるだけの仕事など微塵もなく、こうやって愚痴をこぼすことさえ堀江さんからはすれば笑われるだけでしょう。分かっているならなぜ辞めないのかと。

 

自分時間を作るべく動いてはいます。税金面や辞めた後の手続き、当面の資金繰りも考えてはいます。でも結局考えているだけで実行しないのなら、考えていないのと同じですものね。自分の人生をコントロール出来るよう頑張りたいです。